4.野鳥写真を撮るときのルール
これは私が日本野鳥の会に入った時、本部から頂いた「野鳥観察ハンディ図鑑」で記載されている事を写真を撮ると言う観点から述べますが、これは探鳥をする事にもほぼ共通する事と理解して下さい。
野鳥写真を撮ると言う事は取りも直さず自然に親しむ際の心構えとして、野鳥や自然に迷惑を掛けない事です。
これが守れないならば、野鳥写真を撮る資格はないと言えるでしょう。
下記の事項を忠実に守りましょう。
・自然は、人のためだけに有るのでは有りません。思わぬ危険と 隣合わせなのです。従って 知識とゆとりを持って、安全に行動 する必要が有ります。
・自然は野鳥の住家であり、動物、植物に限らず多くの生物が彼らの食物でもあります。従ってこう言う生物をむやみに捕る事は慎まなくてはなりません。
・野鳥を含む野生動物は人を恐れるものが多く、大きな音や 動作を警戒します。静かにしていれば彼らを驚かせずに済みますし、鳥の鳴き声とか、自然の音を楽しむ事が出来ます。
・先にも述べましたが、自然には危険が沢山ゴロゴロと有ります。 又、自然を傷付けないためにも、道を通る事を心掛けましょう。 野鳥と田畑とも密接な関係があります。従って田畑に入るような行動は控えましょう。
・野鳥撮影が、野生生物や周囲の自然環境に影響をおよぼすことも有ります。対象の生物や周囲の環境を良く理解したうえで 影響が無いよう努めましょう。写真撮影や給餌、観察が地元の人や周囲の人にストレスを与えることもあるので 充分な配慮が必要です。
・野鳥撮影に関わらず、アウトレットな活動では、常に起こる 問題ですが、ごみの後始末、持ち帰りは徹底しましょう。又、弁当の食べ残しなどは、雑食性の生物を増やす事で自然のバランスに悪影響を及ぼします。
・野鳥の巣には近づかない事、これも守りましょう。子育ての時期、親鳥は特に神経質になるものが多く 巣が変化すると、巣を捨てることも有ります。 野鳥の習性をを熟知していない場合、近寄らない事です。